【陸マイラー向け】よくブログに出てくるANA還元率について解説

陸マイラーのブログでよく出てくる単語が3つあります。

  1. ポイント交換率
  2. ポイント還元率
  3. ANAマイル還元率

この中で特に「ANAマイル還元率」はポイントをANAマイルにする際のお得度の目安となる為正しく理解しておく必要があります。

熟練「陸マイラー」にとっては当然かもしれませんが、ビギナー「陸マイラー」向けに記事にました。

目次

交換率

よく「みずほルート」や「nimocaルート」で

  1. ポイントを別のポイントへ移す
  2. ポイントをANAマイルに移す

場合に使われます。

「交換率」は文字通り「交換」に対する率です。

交換前と後でポイントのレートが同じ場合

この場合は同じ価値の物を交換するので計算は簡単です。

交換率[%] = (交換後のポイント数 ÷ 交換前のポイント数) x 100

から計算される値が交換率となります。
例えば、10,000ポイントを別のポイントに交換して5,000ポイントになった場合は

5,000 ÷ 10,000 x 100 = 50%

になります。

交換前と交換後のポイントレートが違う場合

通常は1ポイント=1円相当として考える事ができますが、ポイントサイトによっては

10P = 1円相当
とか
1P = 5円相当

一見するとわかりにくいポイント単位になっている場合があります。
また、クレジットカードの利用で付与されるポイントも

200円利用で1ポイント付与
とか
1,000円利用で1ポイント付与

となっていて、同じポイントでも1ポイントが同じ価値でない場合があり、そのまま計算すると間違った交換率となってしまいます。

引用:ちょびリッチHP
引用:PEX HP

永久不滅ポイントは、毎月10日までに当社で確認のとれたショッピングご利用データの合計金額に対し1,000円につき1ポイントが、同月15日に付与されます。永久不滅ポイントを円換算すると、4~5円相当となります。

引用:セゾンカード HP

このような場合は、交換前後のポイントを円相当にしてから計算します。

ちょびりっち :1,000P → 50円相当
PEX:1,000P → 100円相当
永久不滅ポイント:1,000P → 5,000円相当

交換率[%] = (交換後円相当 ÷ 交換前円相当) x 100

PEX1,000Pをちょびリッチに交換して2,000Pになった場合の例ですと(例なので実際には交換できません)

100円(1,000P)÷ 100円(2,000P) x 100 = 100%

となりポイントは違う数字ですが交換率100%なので等価交換だと言う事になります。

慣れてくると、どのポイントサイトが1P=〇円とか、自分の持っているクレジットカードのポイントが1P=〇円相当とかわかってくるのですが、最初のうちは間違えないように気を付けてください。

ポイント数だけで計算すると間違った交換率になる例として「同じレートの場合」と「異なるレートの場合」で解説しました。

交換率[%] = (交換後円相当 ÷ 交換前円相当) x 100

で計算すればどちらの場合にも正しい交換率となります

還元率

還元」と言う単語を調べてみると

還元(かんげん)
1 物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。「利益の一部を社会に—する」「濃縮果汁を—する」
2 酸素の化合物から酸素を奪うこと。または、ある物質が水素と化合すること。一般的には、原子または原子団に電子を与えること。→酸化

引用:Weblio国語辞典

と定義されています。元に戻すという意味で、一般的には「利用に対してポイント*%還元」の様に使われ、元と同じ物ではなく別なものにして戻すと意味で使われています。

還元率を計算する式は獲得ポイントの価値を円換算して、利用金額で割った値をパーセント表示します。

ポイント還元率[%] = (獲得ポイント円相当価値 ÷ 利用金額) x 100

例えば、クレジットカードを100万円利用して15,000ポイント(1P=1円)付与された場合

(15,000 ÷ 1,000,000) x 100 = 1.5%

となり、
ポイント還元率1.5%のクレジットカード
と表記されることになります。

あまり見かけませんが、「付与率」と表記されていた場合は、獲得したポイントを円相当に換算せずに利用金額で割った値となります。
100万円利用して5,000P付与された場合は付与率0.5%ですが、1P=1円か分からないので、どの位の円価値があるかはわかりません。

ANAマイル還元率

交換率と還元率について解説したところで、本題のANAマイル還元率についてになります。
「ANAマイル還元」と書かれていた場合、利用に対してANAマイルにして戻す事になります。

10,000円利用に対して1%ANAマイル還元と言うと、100ANAマイルが付与された事になります。

ANAマイル還元率の場合1ANAマイル = 1円と考えて計算されます。

ANA還元率を計算する場合、次の2つのパターンがあります。

マイルが直接付与される場合

利用に対してマイルが直接付与される場合の計算は、獲得できたANAマイル数を利用金額で割ります。

ANAマイル還元率[%] = 獲得ANAマイル数 ÷ 利用金額(円) x 100

付与されたポイントをANAマイルにする場合

ANAマイルが直接直接付与されない場合は、獲得したポイントを交換してANAマイルにすることになるので

ANAマイル還元率[%] = 獲得ANAマイル数 ÷ 獲得ポイント(円相当)

の計算式となります。

100万円利用して1万ポイント(10,000円相当)付与された場合は、1%のポイント還元率のクレジットカードとなります。

「みずほルート」を利用してANAマイルにした場合

70%の交換率となるので獲得できるANAマイルは7,000マイルとなります。この場合のANAマイル還元率は

7,000 ÷ 10,000 x 100 =0.7%

となります。

みずほルートを利用せず、カードのポイント交換を利用する場合

交換率が50%だった場合は獲得できるANAマイルは5,000マイルとなります。この場合のANAマイル還元率は

5,000 ÷ 10,000 x 100 =0.5%

となります。

利用金額が同じで、同じポイント還元率の場合、ANA還元率の計算は同じですが、何ANAマイルに出来たかで「ANAマイル還元率」が変わってきます。

まとめ

マイラーのブログを読むとよく出てくる「〇〇率」について解説しました。

ポイント交換率:交換前のポイント(円相当)が交換後のポイント(円相当)
ポイント還元率:利用金額に対して何ポイント(円相当)貰えるか
ポイント付与率:利用金額に対して何ポイント貰えるか
ANA還元率:利用金額に対して何マイル獲得できるか

の違いがあります。

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