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【解説】ANAミリオンマイラープログラムとは?

ANAマイレージクラブ会員となってからANA便にどれだけ搭乗したのかANAライフタイムマイル(LTマイル)
通常のマイルと違い実際に登場した区間マイレージの累積となっています。

このLTマイルが特定の基準に達成すると称号と特典を受けることが出来、「ミリオンマイラー」と呼ばれるのですが、労力に対して相応の価値があるのかと言うとハッキリ言って無く自己満足な世界。
とは言ってもANAマイル大好きであればある程目指したくなりますが、現実的には・・・・
本記事ではそんな「ミリオンマイラープログラム」を解説します。

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ANAミリオンマイラープログラム


ANAミリオンマイラープログラムとは、ANAの説明では

ANAマイレージクラブご入会からの総飛行距離“ライフタイムマイル”の実績により、
生涯にわたって特別なお客様としておもてなしする、「ミリオンマイラープログラム」をご用意しております。
いままでも、これからも、ANAとお過ごしいただく時間に感謝を込めて。
引用:ANA HP

とあり、ライフタイムマイルの実績に応じて生涯にわたって特別扱いをしてくれるプログラムとなっています。

ライフタイムマイル(LTマイル)とは

ライフタイムマイル(LTマイル)はANAマイレージクラブに入会以降に

ANA便に有償/特典航空券で搭乗した
提携航空会社に有償航空券で搭乗した

の実際に飛行機に搭乗した「総飛行距離」の積算を表す指標です。
ANA HPでマイルを確認するページに自分のLTマイルが載っているので確認する事が出来ます。

こちらは私のANAマイレージプログラムに入会して20年ほどのLTマイルです。
普通の人と比べて多いのか少ないのかは分かりませんが、後程解説するライフタイムマイル100万は、遥かに及ばない事だけはわかります。

ライフタイムマイルの貯め方

通常のマイルは

  1. 航空券種別(高い/安い)
  2. 搭乗クラス(一般/プレミアム/ビジネス/ファースト)

に応じてボーナスマイルが付与されたりしますが、ライフタイムマイルはそれらに関係なく、

都市間の区間マイレージ」の100%が加算されます。

例えば、東京-沖縄間の場合、SuperValueで購入すると、ボーナスマイルが付与されない一般会員の場合、マイルの積算率は50%なので492マイルですが、ライフタイムマイルは「区間マイレージ」の100%となるので984LTマイルが積算されることになります。

実際の搭乗実績となるため「ANA特典航空券」での搭乗でもLTマイルは加算することが出来ます。

特典航空券の搭乗を事後登録でANAライフタイムマイルに加算
ANAミリオンマイラープログラムのANAおよびパートナー航空会社に搭乗した距離(マイル)を示す、ライフタイムマイル。有償航空券だけではなく特典航空券での搭乗でも加算することが出来るのをしっていますか?

残念ながら以下の場合はLTマイルは積算されません。
・提携航空会社特典航空券ご利用の場合
・他航空会社のマイルで交換したANAの特典航空券を利用の場合

通常のマイルと違いライフタイムマイルはポイントで貯めることはできず、実際に搭乗する必要があります。

ライフタイムマイルには有効期限はない

通常のマイルは3年間の有効期限がありますが、ライフタイムマイルは有効期限がありません
また、特典航空券と交換すると減ってしまう通常マイルですが、ライフタイムマイルは減ることもなく、搭乗するたび位増えていく一方となっています。

ミリオンマイラープログラム特典

ミリオンマイラープログラムではこのLTマイルが

  1. 50LTマイル
  2. 100LTマイル
  3. 200LTマイル以上(300LTマイル,400LTマイル,500LTマイル)

を達成すると特典が用意されています。

オリジナルネームタグ

達成したLTマイルに応じたオリジナルネームタグ「時の証」が貰えます
ANAはもともとヘリコプターの輸送会社としてスタートしたことから、ロゴにはレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたヘリコプーターの原型図が描かれています。

気が付かなかったのですが、確か7,8年前までは最大が300万LTの設定だった筈ですがいつの間に500万LTが出来たのでしょうか。300万LT達成の人が多くなったので400万LT、500万LTと新設されたのではないかと想像するのですがどうでしょう?

画像が荒くて汚いですが、2015年に撮影した時には300万LTまでしか展示されていませんでした。
50万LTはこの特典しかないのですが、100万LTと言う途方もない達成のため顧客が挫折しないように発破をかけるためとしか思えません(笑)

ANA SUITE LOUNTE永久利用権利


引用:ANA HP

200LTマイル以上達成すると、「Lounge Access Card」が貰え、ANAグループ運航便利用時に限り「ANA SUITE LOUNGE」を生涯にわたり利用できる権利を得ることが出来ます。
提携航空会社搭乗時にも利用できると良いのですけどね。

マイル無期限

100万LTマイル以上達成で、マイルの有効期限が生涯無くなります。
100万LT達成するのに必要な搭乗数を考えると、達成までは実質毎年ダイヤモンドメンバーになっている筈なので、引退した後に役に立つ特典と言えます。

スーパーフライヤーズカード会員権利

200万LTマイル以上達成で、スーパーフライヤーズカード(SFC)会員の入会資格を得ることが出来ます。
こちらも200LT達成までには、毎年プレミアムメンバーなので実質SFCは不要と言っていいのでおまけの様な特典じゃないでしょうか。

100万LTってどのくらい大変なの?

ミリオンマイラーの名前でもある100LTマイル達成するにはどれ程実際にANA便に搭乗する必要があるのか、国内線と国際線で計算してみます。

国内線の場合

国内線の場合は手軽さから1月に2回搭乗すると仮定します。

羽田~那覇


SFC修行でおなじみのルートですが、区間基本マイレージは984マイルですので

1,000,000 / (984 x 2) ≒ 約508往復

1か月に2往復しても21年4か月かかります。
毎年SFC修行以上の搭乗を21年も行わないといけません。

札幌~那覇


国内のほぼ最長ルートで、区間基本マイレージは1,397マイルです。

1,000,000 / (1,397 x 2) ≒ 約358往復

1か月に2往復しても15年9か月程かかります。
札幌に住んでいる人が沖縄に1月に2回遊びに行くのを16年・・・・

国際線の場合

国際線はさすがに毎月2回は厳しいので1回と仮定します。

東京~ニューヨーク

太平洋を横断して、需要としてはあるであろうニューヨーク路線の場合

区間基本マイレージは6,739マイル

1,000,000 / (6,739 x 2) ≒ 75往復

1か月に1往復で6年2か月かかります。

東京~ロンドン

ニューヨークとは逆側に行く場合に遠いイメージがあるイギリス路線の場合
区間基本マイレージは6,214マイル

1,000,000 / (6,214 x 2) ≒ 81往復

1か月に1往復で7年8か月かかります。

1回の搭乗距離が長い国際線であれば、世界を飛び回るビジネスマンや頻繁に海外を往復する経営者と言った限られた人の場合、期間はかかるものの、100万LTは現実的には到達しそうです。
ただ、すべての特典を受けるためには200万LTマイル達成の必要がありますので、東京-ニューヨークを1か月に1回往復して約13年で達成と途方もない労力が必要です。

それなのにミリオンマイラーの最上位は500万LTと・・・
100万LTでさえ一般人が観光や少々特典航空券で頻繁に海外に行ったとしても達成は不可能に近いのにどれだけ飛行機を必要とする人であれば達成できるのでしょうか。

ANA+パートナー航空会社 100万LTマイル

ミリオンマイラーはANAグループ便に搭乗によるものですが、提携航空会社も併せてのライフタイムマイルが100万LTを達成した場合にはタグを貰う事ができます。


引用:ANA HP

残念ながらパートナー航空会社の場合は200万LT以上を達成しても特典を受ける事が出来ません。

まとめ

ANAマイレージクラブメンバーとなってからどれだけANA便(提携航空会社)に搭乗したかを示す「ライフタイムマイルプログラム」について解説しました。
達成の困難さに対して得られる特典はお世辞にも見合っているとは言えませんが、目標があるならANA好きならば達成したい自己満足に近いものがあります。
もちろん、そんなことを気にしないで普通に仕事などで使っていて気が付いたら達成していたというごくわずかな人もいるのも事実です。

ミリオンマイラーは私の様な一般人には到底無理かと思いますが、あと40万LTマイル位でしたら20年くらい特典航空券をフルに使って搭乗すれば達成できるかもしれませんので頑張ってみたいと思っています。

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