通常は飛行機を利用することで貯まるマイルですが、飛行機に搭乗しないで貯めることもでき、飛行機に乗らずにマイルを貯める人は「陸(おか/りく)マイラー」と呼ばれます。
大量のマイルを貯めるのに陸マイラーが使っているのが
ポイント交換
を使った方法です。
本記事では、そのポイント交換でANAマイルを貯める概要について解説します。
ただ、その方法は制度改悪(改定)により刻々と状況が変化し、閉鎖やさらなる制度改悪の可能性は十分にありますので改悪されないうちに実際に実行してANAマイルをたくさん貯めてください。
ポイント→ANAマイルに交換するとは
ポイントと聞くと何をイメージしますか?
「買い物で貯めて、買い物の支払いで使う」
ではないでしょうか?
世の中にあるポイントによっては会員Webページから申し込んで色々なものに交換できることをご存じですか。交換先には「商品/金券/他のポイント」など色々なものに交換できますが、ANAマイルに交換できるポイントもあります。
この図が非常に重要で、ANAマイルに交換するのに以下のような疑問が出てきます。
これらの疑問に対する答えがポイントをマイルへ交換して貯めるための知識です。
マイル交換ができるポイント
ポイントと言われて思い浮かぶのは
- 楽天ポイント
- PayPayポイント
- ポンタポイント
- auポイント
- Tポイント
どれも買い物で貯まるポイントで、中には貯まったポイントからもマイルへ交換ができるポイントも確かにあります。
陸マイラーが使うポイントは主に2種類で、
- ポイントサイトのポイント
- クレジットカードポイント
これらのポイントをANAマイルに交換する方法を陸マイラーでは「ルート」と呼んでいます。
ポイントを交換するとマイルはどの位貯まる?
貯まったポイントは何マイルになるのかいくつかのポイントを例として挙げてみます。
買い物で貯まるポイントの例
Tポイント
10,000ポイントだと5,000マイルとなり、交換率は50%となります。
楽天ポイント
10,000ポイントだと5,000マイルとなり、交換率は50%となります。
クレジットカード利用で貯まるポイントの例
三井住友クレジットカード
ANAカードを持っていないと
10,000ポイントだと5,000マイルとなり、同じく交換率は50%です。
エポスカード
一般カードではこれまでのポイントと同じ50%ですが、ゴールドカード/プラチナカードでは10,000エポスポイントは6,000マイルとなり、交換率は60%です。
・ANAマイルへ交換可能なポイントは多数存在していますが、交換率は30~60%のポイントが多い。
ANAマイルを効率よく交換する
多くのポイントが交換率が50%前後で、10,000ポイント(10,000円相当)は5,000マイル前後への交換です。
多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、個人的には少ないとは思います。
それでは、もっと多くのマイルにする、つまり交換率を上げるにはどうしたらよいでしょうか?
一番高効率で交換できるポイントからANAマイルへ交換する
少しでもポイントを多く交換するためには、ANAマイルへ一番多く交換できるポイントから交換すればよいのです。
一番効率よく交換できるポイントだけたくさんは貯めれないよ!
そこで、使うのが
複数のポイントプログラム同士を交換する!
です。先ほどのシンプルな図が少し進化して、
となります。
最終的にANAマイルに最も高い交換率のポイントに交換して集約する事が出来れば、ANAマイルがより多く貯めることが出来るのです。
ポイント同士って交換できるの?
都合よくポイントを同じ価値のまま交換できるの?
そう思われた方もいるかと思います。しかしそれができるのです。
例えば、先ほど例として載せた「Tポイント」ですが、別のポイント「JRキューポ」に交換することができます。
Tポイント1ポイント → JRキューポ1ポイント
同じ価値で相互に交換可能となっています。
他のポイントもたいていは同じ価値のままポイントを交換することができるので、ANAマイルへ高い交換率で交換できるポイントへ集約することで、元のポイントから多くANAマイルへの交換することができます。
陸マイラー業界では、ポイントからANAマイルをためるこの一連のルートを、最終ポイント交換地点、つまりANAマイルへ交換をするポイント名から
「***ルート」
と呼んでいます。
歴代ルートには以下のようなルートがあり
LINEポイントルート →81%(2019/12終了)
TOKYUルート →75%(2022/3終了)
「ソラチカルート」は驚異の90%交換率ルートでした。
「陸マイラー」はルートが閉鎖される都度、高効率なルート開拓してきて、2023年現在最も交換率が高いルートは以下のルートとなっています。
nimocaルート →70%
各ルートの詳細内容は下記の記事を参考にしてください。
Tポイントを他のポイントへ移して最終的にこの70%のルートに乗せることで、直接TポイントからANAマイルへ交換するのと比較すると
Tポイントから70%ルートで交換:10,000(Tポイント) → 7,000(ANAマイル)
と2,000ANAマイルの差が出てきますので、100,000ポイントを交換したら20,000ANAマイルもの差となります!
交換元のポイントはどうやって貯めるのか
ポイントを高効率なポイントから交換することでANAマイルを大量に貯めれますが、高効率な交換ルートがあってもポイントを持っていないなら無い袖は振れませんのでANAマイルは貯まりません。
そこで重要なのはポイントをどう貯めるかとなります。
代表的な方法を紹介すると、最初にポイントの種類でも説明しましたが、「陸マイラー」ご用達なのは
- クレジット利用でポイントを貯める
- ポイントサイトでポイントを貯める
の2つです。このポイントを効率よく且つ大量に貯めれる方法をネットで調べたり、自分で開拓しているのです。
クレジットカードポイントで高還元率を目指す
クレジットカードでポイントを多く貯めるのは次の2つの方法しかありません。
この2つを如何に上手く使いこなすかで貯まるポイントが変わってきます。
利用額を多くする
多額の決済をするともちろん沢山ポイントは貯まりますが、重要なのは普段の世界つでどれだけ現金を使わないでクレジットカードを利用するかです。
還元率の高いカードを使う
ポイント還元率が高くておすすめなのがQUICPayの利用で2.0%のポイント還元率のセゾン・パール・アメリカンエキスプレスです。
貯まるのは永久不滅ポイントと言うポイントで、「みずほルート」と言うポイントをANAマイルへ交換するルートを利用する事で1.4%のマイル還元率で貯める事が出来ます。
ポイントサイトで大量に貯める
貯まったポイントは現金や商品券などにも交換できますが、他のポイントへも交換ができます。
「陸マイラー」が利用する主なポイントサイトはこちらを参考にしてみてください。
私も利用していますし、他のブログなどでも頻繁に紹介されているので安心して利用できるかと思います。
実際の広告の詳細についてはここでは解説しませんが、
・クレジットカード作成
・ショッピング利用
・銀行口座開設
・宿泊予約
など、ポイントサイトを経由して普段直接行っている事を利用することでポイントが付きます。
還元されるポイント額はポイントサイトによって違うので、少しでも高いポイントサイトで獲得し、それを等価交換して最終的にANAマイルへ移行するのが「陸マイラー」が行っている方法になります。
どのくらいANAマイルは貯まる?
以前は1年間の交換上限があり、年間24万マイル程度までしか移行する事が出来ないという事もあったのですが、現在有効な方法は実質的に交換上限はないので、ポイントを貯めただけ移行は可能です。
普通にためると数千~2万マイル程度しか貯めれないのが、10万以上も貯められるといわれても想像できないかもしれません。
ただ、この方法は初めて始める人ほどためやすいので、私も最初の年は10万マイルほど貯まることが出来きました。
まとめ
ポイントをマイルにする方法の概要について解説しました。
・色々なポイントをANAマイルへ最高交換率で移行できる1か所に集めることで大量のANAマイルを獲得できる。
・ポイントを大量に貯める方法の実践が重要。
貯めたポイントは10,000ポイントは基本的には10,000円の価値がありますので、それをわざわざ少ないマイルにする必要もなく、10,000円として利用した方が良いと思う方もおられると思います。しかし、「陸マイラー」は可能な限りポイントを貯めて、少しでも良いルートで交換する事を目指しています。
それは、マイルが
- お金で買えない(ANA/JAL)
- 使い方によっては1マイル=1円の価値以上ある
からだと思います。
貯めたマイルがどの位の価値があるかについては別の記事にしています。
今後も改悪により閉鎖の可能性もありますが、仕組みを理解していれば自分で新たなルートを見つけ出し、世に広まる前に実践することが出来るので現在有効な「みずほルート」「nimocaルート」を参考に、少しでも良いレートでANAマイルへ交換にチャレンジしてみてください。
そして、コロナも治まるころにはビジネスクラス、ファーストクラスの特典航空券で海外旅行を楽しみましょう!
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