パスポート取得費用支払いをANAマイルにするのは難しそうだ

コロナも落ち着き始めて、GWも久々に多くの人が海外旅行に出かけたようです。

海外旅行と言えば必ず必要なのが「パスポート」ですが、取得する際にも少なくない費用が必要となります。
折角なら取得費用をANAマイルになるような支払い方にできないかと考え調べたところ、
出来なくはないが場合によっては難しい
の結論となりました。

本記事では「パスポート」取得に必要な費用と、その理由について解説します。

目次

パスポート取得にかかる費用

必要手数料と支払方法

パスポートは新規・更新にかかわらず、有効期限と年齢によって必要手数料が変わります。

都道府県収入証紙(現金)収入印紙合計
10年間有効な旅券(20歳以上)2,000円14,000円16,000円
5年間有効な旅券(12歳以上)2,000円9,000円11,000円
5年間有効な旅券(12歳未満)2,000円4,000円6,000円

手数料は受取時に必要となり、表中の金額分を

  1. 収入印紙
  2. 都道府県収入証紙

の2種類の商標を受取台紙に貼りつけて支払うことになります。

収入証紙ではなく現金の都道府県もあります。(後程説明)

収入印紙

収入印紙は、契約書などの課税文書に対して印紙税を納めるために使われる、国が発行する証票です。
切手の様な外見をしています。

都道府県収入証紙

金券の一種で、地方自治体が条例に基づいて発行し、自治体に対する租税や手数料などの納付を行うための証票です。

似たような名前なので購入時に間違えないように注意が必要です。

収入印紙はコンビニ/郵便局で買える

収入印紙は郵便局やコンビニでも購入する事が出来ますが、例外を除いてクレジットカードでは買う事が出来ません。

郵便局

郵便局で収入印紙は売っていますが、HPに記載されている取り扱い対象で利用できないと明記されています。

キャッシュレス決済可能な商品・サービス
お支払いいただくことができない商品・サービス
次の商品・サービスには、ご利用いただけませんので、ご注意ください。
印紙
宝くじ
代金引換郵便物等の引換金
税付郵便物の関税
地方公共団体事務(各種証明書等の交付、バス回数券の販売などの受託事務)

引用:郵便局 HP

コンビニ

ローソン,ファミリーマート,セブンイレブン,ミニストップでは収入印紙を購入する事が出来ます。

ローソン以外では現金購入以外でに

  1. セブンイレブンでは「nanaco
  2. ファミリーマートでは「FamiPay / ファミマTカード
  3. ミニストップでは「WAON

を使った方法で購入が可能です。POSAカードと同じ様に印紙もお馴染みの方法で買えると言う事です。

そこでクレジットカードでチャージして購入することで収入印紙代金分の利用ポイントが獲得できるのではないかと考えたのですが、この方法には問題がありました

コンビニで売っているのは少額印紙のみ

コンビニで売っている収入印紙について調べたところ、基本的に店舗に置いてあるのは
200円収入印紙!
の様です。

子供用の5年有効なパスポートでも4,000円分の収入印紙が必要なので、200円の収入印紙を金額分購入すると

4,000 ÷ 200 = 20枚

さらに大人の10年有効のパスポートの場合だと

14,000 ÷ 200 = 70枚

とかなりの枚数が必要となり

・一店舗で購入できない可能性がある
・受取台紙に貼り切れない

と言った問題が生じる為、収入印紙を現金以外で購入は出来るが実用上は難しいためANAマイルにするのは難しいという結論になります。

14,000円なら通常は4,000円と10,000円の2枚の収入印紙を貼るので、高額収入印紙を取り寄せてもらうという方法もあるようですが、コンビニが必ず対応してくれるのかはポン助は今のところ未検証です。

収入証紙はコンビニでは買えない

では、もう一つの手数料である収入証紙ですが、こちらはコンビニ/郵便局では買えません、各都道府県で指定された販売所(売り捌き)場所で現金で購入する必要があるためANAマイルにする手段が現時点ではないです。

都道府県収入証紙取扱

2023年5月時点では東京都/新潟県/京都府/大阪府/広島県/鳥取県は収入証紙を廃止して、代わりに現金支払いとなっています。
その他も廃止の方向で検討している様です。最新の情報はお住いの自治体のHPでご確認ください。

北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県(令和5年12月末廃止予定)
千葉県
東京都(廃止)
神奈川県
新潟県(廃止)
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府(廃止)
大阪府(廃止)
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県(廃止)
島根県
岡山県(令和5年9月廃止予定)
広島県(廃止)
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県

まとめ

パスポートを取得する際に必要な手数料とその支払方法について解説しました。

・収入印紙コンビニで購入できるのでnanacoやFamiPayで購入は可能
ただし取り扱っているのは200円の少額なため、パスポート取得手数料分を購入して、台紙に貼るのは現実的ではない

・収入証紙は都道府県の指定場所で現金で購入する必要があります。

残念ながらパスポートの取得費用をANAマイルにするのは、ハードルは高く難しそうです。もし他に方法を知っている方がいましたら是非教えてください。

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