海外旅行クレジットカード付帯保険は利用付帯の流れ!カード利用できる空港アクセスは?

コロナ禍で長らく行くことが出来なかった海外旅行ですが、規制緩和の流れにのりG.Wも大勢の人が海外へ旅行に出かけ、夏休みも更に多くの人が海外旅行へ出かけるのではないでしょうか

そんな海外旅行ですが、長い事行くのが難しい状況が続いていたので忘れられてしまっているかもしれませんが、必須なのが海外旅行傷害保険です、本記事ではクレジットカードに付帯している海外旅行付帯サービスについての解説と、サービスを利用する為に、クレジットカードを利用する必要がある利用付帯について解説します。

目次

カード保険サービスの時代は自動付帯から利用付帯へ

クレジットカードの海外保険付帯サービスは、

  1. 自動付帯 → カードを持っているだけで適用される
  2. 利用付帯 → カードの利用など条件を満たすと適用

の2種類があります。
以前は年会費無料のカードでも自動付帯のカードもありましたが、年会費が有料のクレジットカードも、

2021年7月1日 セゾンカード
2022年4月16日 対象三井住友カード
2022年12月1日 Oricoカード
2023年4月1日 対象JCBカード
2023年7月1日 ビューカード

と、利用付帯への改定の流れが止まりません。
そして、遂に年会費無料「自動付帯」の最強の砦であった「エポスカード」も2023年10月より利用付帯へと改訂されてしまいました。

年会費無料で「自動付帯」のクレジットカードは残るところ数枚ですが、クレジットカードの海外旅行保険付帯サービスは年会費が有料でも無料でも利用付帯と考えていた方が良いでしょう。

クレジットカード複数枚保有して海外旅行保険をカバー

クレジットカードを複数枚所持している場合の補償はどのようになるか知っていますでしょうか?
こちらは2023年10月1日に改訂されるエポスカードの海外旅行傷害保険付帯サービス内容です。

引用:エポスカード HP

自動付帯から、利用付帯になったことで、傷害死亡・後遺障害の額が引き上げられているのが目につきますが、補償項目で重要なのは

  1. 傷害治療費用
  2. 疾病治療費用
  3. 賠償責任
  4. 救援者費用

です。

死亡や後遺障害については、備えている人はすでになんらかの生命保険に加入されていると思いますので、たとえ旅行中であっても適用されますが、それよりも海外で病気やケガで治療/入院した場合は日本と違い数百万、時には一千万もの費用が掛かる可能性があり、その対応で家族が渡航する場合には更に費用が掛かってしまいます。

ホテルなどの設備を壊したとかでも高額請求が予想されるので補償額は大いにこしたことはありません。

例えば、エポスゴールドカードの治療費用の場合
傷害・疾病治療費用:300万円
となっているので、これだけでは少々不安が残る金額となっています。

複数クレジットカードの補償の取り扱い

そんな、補償額の不足分は、海外旅行傷害保険サービス付きのクレジットカードを複数枚持つことで対応可能となります。
各項目の取り扱いは以下の様になっています。

傷害死亡最高額
傷害後遺傷害最高額
傷害治療費用合算
疾病治療費用合算
携行品損害合算
賠償責任合算
救援者費用など合算
遅延特約合算

死亡・障害は最も補償額が高いカードの限度額を上限となりますが、それ以外は持っているカードの限度額を加算した金額が限度額となるので、例えば疾病治療が
カードA:200万円
カードB:300万円
カードC:100万円
のカードを持っていた場合は

200万円+300万円+100万円 = 600万円

となりますので、多少は安心できる補償額になります。

それでも足りないと感じた場合は、有料の保険に加入することで更に上乗せできるので、クレジットカードの保険と併用することで出費を押さ得ることが出来ます。

カード付帯保険には疾病死亡の補償がついていませんので病気による死亡では保険金は出ませんので有料保険で追加で補うのもありです。

同じカード会社のカード付帯保険は合算できない場合がある

同じカード会社が発行するクレジットカードを複数持っている場合は、補償額か合算できない場合がありますので事前に確認をしておく必要がありますので注意ください。

当社発行のクレジットカードを複数枚所持されていても、保険金額は合算金額とはならず、上記金額が限度となります。

引用:NICOSカード HP

利用付帯でサービスを有効にするには

複数のクレジットカードを持っていて、補償額が合算できるとは言え、時代は「利用付帯」となっているのでカードの付帯保険サービスを有効にしない事には何かあった際には何の補償も受ける事が出来ません。
カードによって多少違いはありますが、大体以下の様なものが対象と対象外となっています。

利用付帯で対象となる費用例

  1. 電車
  2. バス(時刻表があるもの)
  3. タクシー
  4. 航空券(時刻表があるもの)
  5. 船(時刻表があるもの)
  6. 海外ツアー代金
  7. 燃油サーチャージ代
  8. 航空機の座席アップグレード代
  9. 新幹線運賃
  10. パックツアーの場合はツアー料金

電車やタクシーなどの公共交通機関利用などは日本出国前に利用のみ有効のカードや出国後海外旅行中に利用でも有効となるカードがあるので自分の持っているカードがどの場合に付帯サービスが有効となるのかは要確認。

利用付帯で対象外の費用例

  1. 電子マネーチャージ代
  2. 航空券発券手数料、超過手荷物料金
  3. プリペイドカード購入費
  4. 自家用車のガソリン代
  5. 高速道路代
  6. 駐車場代金
  7. レンタカー代
  8. 国内・海外宿泊
  9. 空港利用税
  10. ガイド代

ホテルの宿泊費用は意外と対象外なので注意が必要です

クレジットカード払いのできる空港アクセス交通機関

利用付帯サービスのカードで公共交通機関の利用は対象費用ですので、全ての道はローマへ続くならぬ、すべての交通機関は空港へ続きますから、国際線空港へ直接アクセスする交通機関で乗車券をクレジットカードで購入できるか調べてみました。

出来る限り調べましたが間違いなどありましたらコメント頂けますと嬉しいです。コロナ対策で運休中の路線も含まれてります。

複数のクレジットカードの利用付帯を満たすためには複数の交通機関で利用する必要がありますので、自宅から空港への途中の交通機関でクレジットカード払いで切符を購入できるのであれば利用付帯の対象となります。

自宅から最寄り駅までタクシー(利用付帯対象) → 最寄駅から公共交通機関(JR)(利用付帯対象)
→ 別の公共交通機関(私鉄)(利用付帯対象) → 空港

JR

みどりの窓口で普通乗車券はクレジットカードで購入できますが、年々みどりの窓口も閉鎖となっています。
自動券売機は普通のではクレジットカードは利用できませんが、「みどりの券売機」「指定席券売機」を利用するとクレジットカードで購入することができます。

新千歳空港

新千歳空港へのアクセス

北海道中央バス×
北都交通〇(タッチ決済)
道南バス〇(Web予約)

成田空港

成田空港根のアクセス

京成電鉄〇(スカイライナー)
東京空港交通〇(エアポートリムジン)
京成バス
千葉交通
成田空港交通×
東京ベイシティ交通〇(リムジンバスホームページ)
小田急バス×
東急バス
京王バス
神奈川中央交通
西武バス
国際興業バス
東武バス
国際十王交通
川越観光自動車
しずてつジャストライン

羽田空港

羽田空港へのアクセス

京浜急行電鉄×
東京モノレール×
東京空港交通〇(エアポートリムジン)
京浜急行バス
京成バス
東急バス
京王バス
小田急バス×
神奈川中央交通
千葉中央バス
千葉内陸バス×
小湊鉄道×
日東交通×
東京ベイシティ交通〇(リムジンバスホームページ)
西武バス
神奈川中央交通
国際十王交通
国際十王交通

中部国際空港

中部国際空港へのアクセス

名鉄バス×
知多乗合バス
豊橋鉄道
三重交通〇(?)
遠州鉄道
しずてつジャストライン
津エアポートライン
名古屋鉄道

関西国際空港

関西国際空港へのアクセス

南海電鉄
大阪空港交通
南海バス〇(代理店経由)
阪神バス×(空港行)
阪急バス
神姫バス
近鉄バス
日本交通
京阪バス
奈良交通
和歌山バス
両備バス
徳島バス
本四海峡バス
四国高速バス
JR四国バス
ベイシャトル

福岡空港

福岡空港へのアクセス

福岡市交通局〇(タッチ決済)
西鉄バス×
西肥バス
日田バス

まとめ

クレジットカードの海外旅行傷害保険の解説と、近年の流れである「利用付帯」でサービスが有効となる為に公共交通機関でクレジットカードを利用するのに、空港へアクセスする公共交通機関がクレジットカード決済できるかについて調べてみました。
複数枚のクレジットカードの利用付帯条件を有効にするのは意外と大変なので事前に利用予定を調べておくことをお勧めします。

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