2020年の新型コロナ発生以降、外出自粛や県をまたぐ移動の規制、海外への渡航禁止と、旅行好きにはつらい期間でした。そして、マイラーにとっても、たくさん保有しているマイルを使いたくても使えなく、有効期限切れが心配される中、大変ありがたいことに、ANAは参加登録は必要でありますが、一度登録すればその後も有効となり、2021年、2022年、2023年と年度末の度に有効期限延長をしてくれていたのです。
そんな有効期限延長措置も、コロナ禍から日常生活が戻りつつ今、今年度末には実施されませんので、2024年3月で有効期限を迎えることになり、何らかの方法でマイルを消化しなければ失効してしまいます。
本記事では、失効しない対策として、マイルの使い道として有効的な方法について紹介しています。
期限切れとなるマイルの使い道は?
特典航空券に交換する
本来のマイルの使い方ですが、これまで、乗りたくても乗れなかったですが、この先は余程の事が無い限りスケジュールの都合がつけば搭乗できるタイミングはあるかと思います。
特典航空券に交換できるマイル数がある場合は、有効期限は
「発行日および発行日の翌日から起算して1年間」
となっていますので、とりあえず発券すれば空席があれば搭乗日は無料で変更できますので、こちらがマイル価値としては一番高いのでおすすめです。
変更したことで、シーズン変更により必要マイル数調整が発生しますので、ハイシーズンで予約してしまうと、ローシーズンに変更した場合、余剰分が戻ってきてしまいます。
従って、ローシーズンで予約してマイルを消費しておいて、ハイシーズンに変更した場合はその時点で保有しているマイルを追加する事で無駄な失効を防ぐことが出来ます。
ANA SKYコインと交換する
ANAマイルは、航空券や旅行商品の支払いに使える、ANA SKYコインへ1マイルから交換する事ができます。有効期限は、交換月より12か月目の末日です。
交換レートは交換マイル数やステイタスによって異なり、最大2倍のレートで交換できます。
(ただし、2倍は、最上級ステータスのダイヤモンドサービス+moreのレートなので、ダイヤモンドサービス期間中はマイルの有効期限がありませんので、実際には1.7倍が有効期限がある場合の最大交換率となります)
[通常交換レート]
2024年3月31日にANA SKYコインに交換すれば、有効期限が2025年の3月31日に「延命」できることになるのです。そして、見計らったかのように、現在SKYコインの交換レートアップキャンペーンが実施中です。
上記交換倍率に+0.2となるマイル数で交換となります。
キャンペーン期間は2024年3月31日23:59まで、通常より20%加算されたレートで交換する事が出来、参加登録は不要で、交換時に自動的に適用されます。
[キャンペーン交換レート]
ANA Payのマイル口座残高へチャージする
旅行に使う予定がない場合は、ANA Payのマイル口座に
1マイル → 1円
の交換率でチャージできます。
[チャージ方法]
ANA Payを立ち上げて、マイル口座に切り替え[+]チャージより行えます。
ANA HP:ANA Payチャージ方法
チャージした残高は、バーチャルカードでネットショッピング、VISAタッチ決済、iD、Smart Code加盟店で利用でき、ANA Payのマイル口座有効期限は、最後に残高利用もしくはチャージした翌月から起算して12か月間でので当面は有効期限の心配はありません。
ソラチカカードのメトロポイントに一度退避して再度マイルに戻す
「暫くは予定はないが、出来ればマイルとして残しておいて将来特典航空券に使いたい」と言う方は
「ANA To Me CARD PASMO JCB」通称「ソラチカカード」と言う、以前までポイントをANAマイルへと交換するルートで必須だったカードですが、このカードを所有している場合は元のマイルの90%になってしまいますが、一度「メトロポイント」に移行して、メトロポイントの有効期限が切れる前に、再度ANAマイルへと交換する方法があります。
メトロポイントの有効期限は最長2年、ANAマイルへ交換するとANAマイルの有効期限3年と合わせて最長5年マイルを保持する事ができます。
ANA Mall/ANAショッピング A-style/ANAセレクションで使用する
ANAマイルと1マイルほぼ1円として買い物に利用する事も出来ます。
ただし、これらのサイトで利用する場合は1マイルの価値が商品によっては1円以下となってしまう場合もあるので個人的にはおすすめはできません。
他社提携ポイントと交換する
ANA Payへ交換するのと同じ形にはなりますが、日常生活で利用できるポイントに交換する事も出来ます。
代表的なところでは
- 楽天Edy(等価交換)
- Tポイント(等価交換)
- nanacoポイント(等価交換)
- 楽天ポイント(交換率80%)
ただし、提携ポイントへの交換は最低10,000マイルからとなりますので、少量のマイルの場合は1マイルから交換できるANA Payを利用する必要があります。
「今週のトクたびマイル」に交換
引用:ANA HPトクたび
ANAトクたびマイルでは毎週水曜日~翌週火曜日まで対象として、対象路線は限定されますが、通常より少ないマイルで国内特典航空券が利用できます。
対象路線は毎週かわり、例えば2024/3/7~3/13搭乗までの最低マイル数の対象路線は以下の様になっています。
引用:ANA HP トクたび
3月末の有効期限切れまで期間は短いですが、普段行く機会はないけど、マイルが無駄になってしまうくらいなら通常の特典航空券より少ないマイルで行けるところに行って見るのも一つの消化方法ではないでしょうか。
まとめ
有効期限を迎えるマイルを無駄にしない為に、ANAマイルの使い道として代表的な交換先について紹介しました。
新型コロナの発生以降、申し込みが必要であったものの年度末に延長を繰り返して延命してきたANAマイルですが、2024年3月をもってとうとう有効期限が来ることとなります。
個人的には、特典航空券に交換できるほどのマイル数でない場合は「ANA Pay」へ交換、昔からのマイラーの場合まだ「ソラチカカード」を保有しているかもしれないので一旦ポイントにしてマイルにするのがこの先、燃料油サーチャージが下がった時にビジネスクラスに乗って国際線特典航空券で旅行が選択肢としてはおすすめかと思います。
私は期限切れにマイルもある程度多かったので、特典航空券への交換と、当面の有効期限切れ対策分としてメトロポイントへの移行を行っています。
早く燃料油サーチャージが下がって、海外へ行くのに有効期限切れが続くこのマイルを使いたいところです。
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