以前と比べて、海外旅行でそのままインターネットを使える通信会社が多くなりはしましたが、まだまだwi-fiルータをレンタルしていく人も多いのではないでしょうか?今回はそんなwi-fiルータの補償をクレジットカードの付帯保険を使うことでレンタル料金を節約出来るのかについての解説します。
wi-fiルータの海外旅行時リスク
レンタルしたwi-fiルータの旅行時のリスクとして考えられるのが
- 故障
- 盗難
- 紛失
- 破損
でレンタル時にオプションで補償を付けることが出来ます。
この補償をクレジットカード付帯保険を使うことで節約する事が可能な場合があります。
Wifiレンタル会社の補償サービス料金
「補償サービス」とはWifiルータを借りる場合にオプションで追加して入ることで紛失・破損時に80%~100%の補償を受けることができるサービスです。
イモトのWiFi
引用:イモトのWiFi HP
グローバルWiFi
引用:グローバルWiFi HP
HIS Wi-Fi
引用:HIS Wi-fi HP
大体が300円~600円が1日あたりに必要となっています。適用されるのは現地使用日数ではなくレンタル期間に対してになるので、1週間旅行した場合に日付変更線を超える場所ですと現地滞在は5日ですが移動の2日にも適用されるので費用は
となり、結構な値段になります。
必須項目ではないので入らなくても構いませんが、万が一機器を紛失、盗難、破損させた場合には数万円程度の賠償金が請求されてしまいますので実質必要なオプションとなっているのでは無いでしょうか。
クレジットカードの損害保険
レンタル会社の補償オプション料金を節約するのに、クレジットカードには海外旅行の付帯保険が付いている場合があるので使えるかですが
クレジットカード付帯保険はWiFiルータにも適用されます
ただし、条件や注意が必要となります。
Wi-Fiルータの補償は携行品補償ではなく個人賠償責任が適用される
Wi-Fiルータは持ち歩いているので「携行品補償」が適用されると思われがちですが、その適用条件は
・被保険者の所有する物
・被保険者が旅行の為に他人から無償で借りた物
※被保険者とはクレジットカード所有者
と定義されていますので、被保険者の持ち物ではなく、且つ旅行会社から有償で借りているWifiルータに対しては「携行品補償」は適用されません。
では、何で適用されるのかですが、他人(レンタル会社)の財物を破損させて損害を与えてしまった場合の賠償に対するの保険なので
「賠償責任保険」
と言う、他人を死傷させてしまった場合と同じ分類となります。
この「賠償責任」について年会費無料のクレジットカードの例としていくつか挙げてみます。
エポスゴールドカードの賠償責任
イオンゴールドカードの賠償責任
楽天カードの賠償責任
いずれも「賠償責任」でレンタル会社より借りた旅行用品である「Wifiルータ」に対する「損害」に対して適用される事が明記されているのがお分かりになるかと思います。
盗難・置き忘れには対応していない場合がある
クレジットカードの海外旅行保険は、提携保険会社が引き受けてサービスを提供していますが、
(エポスカードは引受会社先は「三井住友海上火災保険株式会社」)
エポスゴールドカードの「海外旅行傷害保険」ご利用のしおりを見てみますと
「支払出来ない場合」に、損害に対する賠償責任(破損・置き忘れ)および盗難が明記されています。
すべてのクレジットカードについて調べたわけではありませんが大抵は「破損・盗難」に対しては適用されない可能性が高いので、その点は注意が必要です。
自動付帯と利用付帯に注意
クレジットカードの付帯保険を利用する際に注意が必要なのはそのカードの保険が「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかです。
自動付帯
クレジットカードを持っているだけで付帯保険が自動的に適用される制度。条件を満たす必要はなく、カードを所有している人であれば、どんな時であっても手続き不要でカードの付帯保険の補償内容が適用されます。
利用付帯
条件を満たした場合にのみ付帯保険が適用される制度。例えば搭乗する飛行機や電車のチケット代金をクレジットカードで支払いすれば付帯保険の補償内容が適用されます。
以前は年会費が有料のクレジットカードは自動付帯、年会費無料のクレジットカードは一部を除き利用付帯でしたが、最近は年会費が有料のクレジットカードでも利用付帯に改訂されているカードが多くなってきていますので注意してください。
まとめ
海外旅行でほぼ必須なwi-fiルータのレンタル会社オプション補償ではなくクレジットカード付帯保険を利用する事でレンタル料金が節約できることを解説しました。
ただし、クレジットカード付帯保険の場合
・故障のみ適用で「損害・盗難・置き忘れ」には適用されないケースが多い
・付帯保険の補償利用条件が利用付帯のクレジットカードがある
事に注意が必要です。
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