【解説】ANA国際線特典航空券利用について

国際線特典航空券を初めて利用する場合はどのような仕組みになっているのか迷うかもしれません。
ANAマイルで国際線特典航空券を利用する場合、公式HPはこちらになります。

そこで本記事では、ANAマイルで国際線特典航空券を利用するのに、この中から必要な基本ルールについて解説します。

目次

利用対象便

ANAマイルを利用した国際線特典航空券交換は「ANA国際線特典航空券」と「提携航空会社航空会社」に分かれ、それぞれ利用できる航空会社が異なります。

ANA国際線特典航空券

・ ANAグループ会社・ANA(NH)
・ エアージャパン(NQ)

のみを利用した場合に「ANA国際線特典航空券」の利用として適用されます。

提携航空会社特典航空券

提携航空会社特典航空券として扱われるのは、以下の航空会社を利用する場合及び、ANA便との併用をした場合となります。

1.提携航空会社利用のみのケース
東京⇔トロント
エアカナダ(提携航空会社)のみを利用

2.ANA便/提携航空会社併用のケース
東京⇔シカゴ:ANA便
シカゴ⇔トロント:エアカナダ

スター アライアンス加盟航空会社

エーゲ航空
エア・カナダ
中国国際航空
エア・インディア
ニュージーランド航空
アシアナ航空
オーストリア航空
アビアンカ航空ブリュッセル航空
コパ航空
クロアチア航空
エジプト航空
エチオピア航空
エバー航空
LOTポーランド航空
ルフトハンザドイツ航空
スカンジナビア航空
深セン航空
シンガポール航空
南アフリカ航空
スイス・インターナショナル・エアラインズ
TAPポルトガル航空
タイ国際航空
ターキッシュ エアラインズ
ユナイテッド航空

提携航空会社の場合、ANAはスターアライアンスメンバーなので、スターアライアンス加盟航空会社の利用はもちろんですがそれ以外にも、以下の提携航空会社の便も特典航空券で利用することが出来ます。

提携航空会社

エアドロミティ(EN)
マカオ航空(NX)
エティハド航空(EY)
ユーロウィングス(EW)
ガルーダ・インドネシア航空(GA)
ジャーマンウィングス(4U)
ジェットエアウェイズ(9W)
オリンピック航空(OA)
フィリピン航空(PR)
ヴァージンアトランティック航空(VS)
ベトナム航空(VN)

スター アライアンス コネクティングパートナー吉祥航空(HO)

必要マイル数

特典交換に必要なマイル数は搭乗条件によって決まります。

ANA国際線特典航空券ゾーン区分・シーズン・搭乗クラス
提携航空会社特典航空券ゾーン区分・搭乗クラス

ゾーン区分

特典航空券を発券に必要なマイルは世界を国別に「Zone(ゾーン)」と呼ぶある程度まとめて区分したものが基準になります。
このゾーンは、行程が「ANA便国際線のみ」の発券と「提携航空会社のみ(ANA便との併用)」の発券の場合で異なります。

[ANA便ゾーン区分]

[提携航空会社ゾーン区分]

引用:ANA HP ANA国際線特典航空券

基本的にはほぼ同じですが以下の点で異なります。

ANA国際線が就航していない国のゾーン区分が無い(Zone8,Zone9)
提携航空会社ゾーン区分には日本のゾーンが2つに分かれている

※Zone区分一覧

Zone対象国例
Zone1
Zone1-A,1-B(日本)
日本
Zone2(韓国・ロシア1)韓国
ウラジオストク
Zone3(アジア1)中国,台湾,フィリピン,香港
Zone4(アジア2)シンガポール,バンコク,インド,タイ,カンボジア,ベトナム,マレーシア,ミャンマー
Zone5(ハワイ)ホノルル
Zone6(北米)アメリカ合衆国,カナダ,メキシコ
Zone7(欧州)イギリス,フランス,イタリア,オランダ,デンマーク,ドイツ,モスクワ
Zone8(アフリカ,中東)エジプト,オマーン,アラブ首長国連邦
Zone9(中南米)ウルグアイ,ブラジル,ペルー,パナマ
Zone10(オセアニア,ミクロネシア)オーストラリア,ニュージーランド

このゾーンを基準として、出発地のゾーンと到着地のゾーンによって必要マイル数が決まります。

利用シーズン

ANA便:ゾーンに応じたロー/レギュラー/ハイシーズンがあります。
携航空会社:シーズンはありません。

搭乗クラス

ANA便:エコノミー/プレミアムエコノミー/ビジネス/ファースト
提携航空便:エコノミー/ビジネス/ファースト

特典航空券交換に必要なマイル数

ゾーン・搭乗クラス・シーズンに応じて、出発ゾーンから目的地ゾーンに応じて必要なマイルが決まっており、マイルチャートが設定されています。
[ANA国際線特典航空券]
ANA国際線特典航空券のマイルチャートはZoneとシーズンの組み合わせが多数ある為、掲載しきれないのでANA HPを参照ください

例としてZone6(北米)への必要マイル数を載せます。

対象クラスローシーズン (L)レギュラーシーズン (R)ハイシーズン (H)
エコノミー(Y)40,00050,00055,000
プレミアムエコノミー(PY)62,00072,00077,000
ビジネスクラス(C)75,00085,00090,000
ファーストクラス(F)150,000150,000165,000

ニューヨーク(ファーストクラス)の乗継なし往復の場合、150,000(L/R)/165,000(H)マイル必要となります。

[提携航空会社特典航空券]
日本(Zone1-A/B)から他のZoneへ必要なマイルチャートを例として載せます。


引用:ANA 提携航空会社特典航空券必要マイルチャート

ニューヨーク(ファーストクラス)の乗継なし往復の場合、Zone6となるので150,000マイル必要となります。

Zone1-Aと1-Bの違いは、目的地に乗継なしで行く場合が1-A,乗継がある場合は1-Bとなります。
直接到達できる空港が無く、乗継が必要な場合も1-Bのマイルチャートが適用されます。

クラス混在の計算ルール

往路がファーストクラス、復路がビジネスクラスと言った、搭乗クラスを混在して発券することが出来ます。
その場合、必要マイル数は各ゾーンで必要とされるマイル数の2分の1の合算になります。
[往復ビジネスクラス]

[往復ファーストクラス]

[往路:ファーストクラス 復路:ビジネスクラス]

ファーストクラス150,000マイルとビジネスクラス85,000マイルの半分ずつが必要なので

(150,000 + 85,000) ÷2 = 117,500マイル

となります。

発券ルール

予約開始

搭乗の355日前の朝の9時からです。

利用できない期間

国内線特典航空券では、年末年始,ゴールデンウィーク,お盆休みと言った超繁忙期は特典航空券が利用的ない期間(ブラックアウト)として設定されていますが、国際線特典航空券の場合

ANA国際線特典航空券
提携航空会社特典航空券

共に現時点では利用できない期間設定はありません

以前はANA国際線にハワイ線で利用できない期間があった事があります。今後変更される可能性はあるので注意ください。

発券手数料

Webによる発券:無料
電話による発券:5,500円
(海外で発券した場合は国ごとに設定されている発券手数料がかかります)

Webで発券できないルートの場合があり、その場合は電話による発券でも無料となります。

空席待ちルール

[ANA便のみの場合]
席に空きがなくても空席待ちができます。
[往路選択]


[復路選択]

空席なしで進めた状態で

の様に、「空席待ち」として予約が可能となります。

[提携航空会社が含まれる場合]
提携航空会社は空席待ちが出来ません。
提携航空会社の路線が入っている場合はANA便に空席があっても全ルートに空席がないと予約することができません
ANA便が就航していな路線で空席が無い検索をした時点で

エラーが出ます。

特典航空券の有効期限

有効期間
旅行開始日から1年間(発券から1年以内に旅行を開始することが必要です)
特典航空券の有効期間内にご利用になれない期間が含まれている場合でも、有効期間は延長できません。

引用:ANA HP

つまり、2023年4月1日Webで発券して、実際に往路を搭乗する日が2024年3月31日の場合、復路が期限内にならない為予約は出来ないことになります。

変更

航空会社・搭乗者・区間・経由地・クラスの変更はできなく、変更可能なのは同一路線の便及び日付変更のみとなります。
同じ路線であっても、ユナイテッド航空で「成田-ニューヨーク」で発見していた場合に、ANA便の「成田-ニューヨーク」にすることはできません。

変更時に燃料油サーチャージや税金の差額調整が発生する場合があります。

キャンセル

未使用特典の払い戻し
国際線特典航空券がすべての区間で未使用の場合に限り、払戻手数料マイルにて特典引き換えに使用したマイルを口座にお戻しいたします。
払戻手数料マイル 1名様につき3,000マイル
※未使用の税金・料金等は払い戻しいたします。

引用:ANA HP ANA国際線特典航空券 未使用特典の払い戻し

出発前であればキャンセルは可能で「取り消し手数料マイルを差し引いたマイル」と「税金・燃料油サーチャージ」は返金されることになります。

キャンセルした時点で有効期限が切れているマイルは払い戻しされず消滅します。

国内線乗継利用が無料

国際線特典航空券を発券する場合、国際路線前後に出発空港への国内路線を無料でつけることが出来ます。
例として、
[羽田-ロサンゼルスをビジネスクラスで往復]

となり、75,000マイルが必要となります
これに前後に国内線を付けた場合
[羽田-ロサンゼルスの前後に新千歳を付けてビジネスクラスで往復]


となり、こちらも同じ75,000マイルで済むため、国内線分のマイルが無料となっている事がわかります。
支払総額が異なるのは、空港使用料分が加算されるからとなります。

発券が必要なため、国際路線に空きがなく空席待ちの場合は国内線部分の確定が出来ない為つけることはできません。

まとめ

ANAマイルを使った国際線特典航空券発券の基本的なルールについて解説しました。

本記事の情報は2023年4月時点でのもので、今後変更がある場合や本記事には書ききれない細かいルールがあるのでご注意ください。

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