ポイントを使ったANAマイルへの交換のうち、2024年でANAマイルへ高交換率なのが「みずほルート」/「nimocaルート」です。
この記事ではこの2つのルートの内「みずほルート」について解説します。
ANAマイルを貯める方法「みずほルート」とは?
搭乗だけではマイルが貯まらない、ANAカードのクレジットカード決済で貯めるにも、何千万も使わないとビジネスクラスやファーストクラスに乗れるだけの特典航空券を発行するマイルが貯まらないと諦めていませんか?
ポイント交換を使ってANAマイルを大量に貯める基本解説通常は飛行機を利用することで貯まるマイルですが、飛行機に搭乗しないで貯めることもでき、飛行機に乗らずにマイルを貯める人は「陸(おか/りく)マイラー」と呼ばれます。
別記事で、ポイントをANAマイルに交換して貯める方法の初めての人向けの解説しました。
色々なポイントを大量に貯めて、最終的に高効率で交換できるポイントからANAマイルへ交換する流れです。
この図を見て思うのではないでしょうか
ANAマイルに一番効率よく移行できるポイントは?
ポイントをどのような経路で交換すればいいのか?
この疑問の答えとなるルート概要は下図となります。
「みずほマイレージクラブカード/ANA」を所有していると「永久不滅ポイント」を「ANAマイル」へ70%の高交換率で交換可能となります。
永久不滅ポイントへは、クレジットカードの利用で貯まったポイントだけでなく、ポイントサイトで貯めたポイントを「JRキューポ」を介して等価交換で集約して大量のポイントANAマイルへと交換するこの一連の流れを
みずほルート
と過去のANAマイルへの交換ルートの呼称は最後にANAマイルへ交換するポイントの名称とっているため陸マイラーは呼んでいます。
みずほルート必須アイテム
この「みずほルート」に必要なのが
- みずほANAマイレージクラブ→永久不滅ポイントをANAマイルに交換に必要
- JQ CARDセゾン(JQ CARDセゾンゴールド)→JQキューポを永久不滅ポイント交換に必要
- ポイントサイト→大量にポイントを貯める為に必要
でとなっています。
1. みずほマイレージクラブカード/ANA
「みずほマイレージクラブカード/ANA」は、セゾンのポイントである「永久不滅ポイント」をANAマイルに交換するのに必要なカードです。
このカードを持っていない事には高効率でANAマイルに交換する事はできません。
その名の通り、みずほ銀行が運用しているサービスで発行しているクレジットカードの一つANAと提携しているカードです。
【基本情報】
年会費 | 無料 |
---|---|
基本還元率 | 0.5% |
貯まるポイント | 永久不滅ポイント(UC) |
国際ブランド | マスターカード |
ETCカード | 無料 |
家族カード | あり(8枚まで発行可能) |
他の永久不滅ポイントが貯まるセゾンカードだとANAマイルへの交換は
となっていて、永久不滅ポイントは1ポイント=5円相当ですので、永久不滅ポイントに交換する前の1ポイント=1円とすると、
ですので60%の交換率となります。
ところが、この「みずほマイレージクラブカード/ANA」を持っている場合は会員特典として、交換レートは
引用;みずほ銀行 HP
「200ポイントで700マイルに交換」となりますので、交換率は先ほどの計算と同様に行うと
70%の交換率となります。
2. JQ CARDセゾン
次に必要なのがクレジットカードがJQ CARDセゾンでJR九州とセゾンが提携して発行しているクレジットカードです。
【基本情報】
年会費 | 初年度無料(翌年以降1,375(税込)) ※前年に一度でもカード利用があれば無料 |
---|---|
基本還元率 | 0.5% |
貯まるポイント | JRキューポ |
国際ブランド | VISA/Master/JCB/AMEX |
ETCカード | 無料 |
家族カード | なし |
セゾンが発行しているクレジットカードなので、「JQ CARDセゾン」を所有していると「JRキューポ」を「永久不滅ポイント」へと交換できるようになります。
国際ブランドは4大ブランドで発行可能となっています。年会費を無料にするためには年1回の利用が必要ですので、スマホ決済のチャージなどがお薦めですが、
au Pay:セゾンカードはどのブランドでもクレジットチャージ可能
famiPay:チャージ可能なクレジットカードはJCB
となっていますので、JCBを選ぶと便利じゃないでしょうか。
JQ CARDセゾンカードは利用しているとインビテーションが来て「JQ CARDセゾンゴールド」へとアップグレードする事ができ、その場合年会費は無料となります。
3. ポイントサイト
永久不滅ポイントが貯まるクレジットカードや、他のクレジットカードを利用した場合に貯まるポイントは決済金額が余程多くない限りは大量のポイントを貯める事が出来ません。
そこで、ポイントを大量に貯める為に必要なのが
ポイントサイト
です。最近世間で話題に上がるポイ活をしている人はすでにご存じかと思いますが、初めて聞いたひとの為に簡単に説明しますと、色々なコンテンツ(案件)を通じてポイントを稼げるサイトの事になります。これを聞いて怪しいんじゃないかと思った方もいるかもしれませんが、私も陸マイラーとして長年使っていますが問題が生じたことはありません。
その気になるコンテンツですが
- クレジットカード発行
- FX口座開設
- 銀行口座開設
- ネット開設
- アンケート回答
- ショッピング
- 旅行
- ふるさと納税
- マッサージ
- 引っ越し
などなど多岐に渡っています。獲得ポイントが高額な案件もあれば、それほど高くないが簡単にクリアできるものなどがあります。
貯めたポイントは商品券や現金や他のポイントに交換する事が出来るので、他のポイントに等価交換(交換によって目減りしない)できれば、最終的に永久不滅ポイントに集約が可能となるのです。
会員登録はどのサイトも無料で、なかでも昔から存在していて陸マイラーにおすすめなのは、「ハピタス」「モッピー」「ポイントインカム」です。
大量のANAマイルを貯めるにはポイントサイトでポイントを大量に獲得するのが近道となります。興味のある方は登録してポイントをどんどん貯めてください。→そのほかのおすすめポイントサイト
ポイントサイトからのみずほルートでの交換ルート
「JRキューポ」が「永久不滅ポイント」へ交換可能となっているので、JRキューポを経由するルート概略が下図となります。
※2024年現在、JRキューポへ交換する事が出来るポイントはVポイントとGポイント。
このルート全部を利用する必要は無く、各自にあったポイントサイトでポイントを貯めて等価交換で最終的にVポイントかGポイントに集約すればOKです。
※「ちょびリッチ」/「モッピー」はVポイントに交換も可能ですが手数料がかかるので、手数料無料のドットマネーへの交換に入れています。
※「ちょびりっち」はGポイントギフトを介する事でGポイントに交換が可能です。
※「PointIncome」は「Vポイント」へだと手数料が5%発生しますがリアルタイムなので入れています。急がない場合は手数料無料で1営業日なので.moneyへの交換がお薦めです。
※「Hapitus」からは「.money」と「Pex」にも交換可能ですがVポイントに交換する方が最短ですのでルートはVポイントへの交換としています。キャンペーンで増量期間中にはそちらに交換してから「Vポイント」に交換するのがお勧めです。
交換にかかる日数
JRキューポが貯まっていれば、最短で月末に永久不滅ポイントに交換した場合、22日程度でANAマイルにすることが出来ます。
JRキューポへは、Vポイントからだと2日から2週間、Gポイントからで1週間程度かかるのでANAマイルに交換するには大体2か月程度は必要だと思ってください。
JRキューポは有効期限があるので、JRキューポを使う用途が無い限り、定期的に永久不滅ポイントへ交換しておけば最短は永久不滅ポイントをANAマイルにする日数だけになるので、月末に交換すれば最短で翌月20日頃に反映することになります。
JQキューポを永久不滅ポイントに移行について
JQ CARDセゾンカードを所有しているだけでは永久不滅ポイントに交換する事は出来なく、JR九州Web会員ページに会員登録とカードを登録する必要があります。
この会員ページで5枚までJRキューポが貯まるカードをまとめ登録する事ができるので、「JQエポスゴールド」や「SUGOCA」の様な他のJRキューポが貯まるカードも登録してまとめる事が可能です。
そして、JQ CARDセゾンが登録されている場合に、JRキューポの交換先として「永久不滅ポイント」が選択可能となります。
永久不滅ポイントの合算
JRキューポを永久不滅ポイントへ交換した場合、「JQ CARDセゾン」が貯まるポイントはJRキューポですのでセゾンの会員サイト「ネットアンサー」では「永久不滅ポイント」を扱う事はできません。
では、交換先した永久不滅ポイントはどこに行くのかと言うと
▲株式会社クレディセゾンが発行する永久不滅ポイント対象カードを別途お持ちでない方は交換後の永久不滅ポイントを使用することができませんのでご注意ください。
永久不滅ポイントは他のセゾンカードの永久不滅ポイントと合算されることで「みずほマイレージクラブ/ANA」経由で70%の交換率でANAマイルへ交換する事が出来ます。
引用:JRキューポ HP ポイント交換
つまり、永久不滅ポイントは同一名義、同一住所の他の永久不滅ポイント対象カードを所有している場合は。自動的に合算されますので、「みずほマイレージクラブ/ANA」を持っていれば、このカードと合算されて交換が完了するのです。
JQ CARDセゾンの永久不滅ポイントからANAマイルへの交換は可能ですが、交換率は60%となってしまいます。70%で交換できるのはみずほマイレージクラブカード/ANAを使った永久不滅ポイントなので、みずほマイレージクラブカード/ANAの方の永久不滅ポイント交換で行う必要がありますので注意してください。
また、「みずほマイレージクラブ/ANA」だけでなく、他の「永久不滅ポイント」が貯まるセゾンカードを持っていて、そのカードでも永久不滅ポイントが貯まっていれば合算されます。
他の永久不滅ポイントが貯めるカードとしては、セゾンパールアメックスカードが年30万円までQuickPayの決裁に対して2%の永久不滅ポイントが付与されますので大変こちらもお得なカードとなっています。
交換上限
過去に存在していたルートでは月や年間の交換マイル数が決まっていたのでどんなにポイントを大量に持っていても交換できる量は制限が存在しましたが、
永久不滅ポイントからANAマイルへの交換上限はありません。
まとめ
2024年時点で最高交換率70%である「みずほルート」を使ったポイントをANAマイルに交換するルートについて解説しました。
・JRキューポを「JQ CARDセゾン」「みずほマイレージクラブカード/ANA」の2枚のカードを使うことでポイントを70%で交換ができる。
・ポイントサイトで大量のポイントを貯める、日々のクレジット決済でさらに多くのポイントを貯めることで大量のANAマイルを獲得できる
クレジットカードを1枚必要としてり、色々気を付けないといけない点があり少々手間がかかる手法ですが、「陸マイラー」にとって重要な交換方法となりますので是非マスターしてください。
クレジットカード1枚でANAマイルに可能な、2023年時点最高交換率のもう一つのルートについてはこちらの記事を参考ください。
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